ーこの”からくり”は、次のようにいいかえられる。たとえば、作家たちが信じこんでいる「内面」「内部」「深層」という神話がどこからくるのか考えてみればよい。いうまでもなく、それは内的音声=超越論的なイディアという形而上学からくるのである。また、そのような「内部」に固執することが、制度に対する反抗や悪意の拠点であるかのような神話も同様だ。実際は、それこそ制度の一部なのであり、からくりなのである。ー
文字と文学「反文学論」柄谷行人より抜粋
quotation and concerning the books.by Tetsuya Machida
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